
下町芸術祭開催中の木曜、ナガタbondに座ってパソコン仕事をする私。
平日はやはりそんなに人はこない、でも来てくれる人はいる。
月火以外は基本開けて在廊することにしてみたら、この機会にいろんな人がbondに顔をだしてくれて、それがとても嬉しかった。大好きな喫茶店のおかあさんや、忙しいお店の合間に顔を出してくれる人、遠くから芸術祭にあそびにきた人など。
こんにちは、と声をかけると会話が始まったり始まらなかったり。「芸術祭、もうどこか行かれましたか?」とマップをみながら話すけど、わたしは基本在廊しているので、他の展示など詳しくはない笑。でも伝聞情報でもお伝えしたりまちのことを話したりが楽しい。
今日は天気がよすぎる。篭ってるのもカラダによくないし、情報収集も大切!と勝手に言い訳をして、学校から帰宅した息子とお迎え帰りのおーちゃんと近くの展示を見に行くことにした。
自転車があればこのまちは無敵だ。駒ヶ林の角野邸まで5分くらいで到着。趣ある古民家に展示された圧倒的存在感の作品たち。ザ芸術祭的な展示にまるでショートトリップした気分。
ヒトが重力にさからって横に浮いている造形作品の横で自分も浮きたいとがんばる息子は体操着なのでトリップ感は一瞬でどこかへ。

外の展示も堪能して、おーちゃんに連れて行ってもらった近くの小さなスペースでお絵描きあそび。息子は一人っ子だけど、長田にきてから異年齢の子との時間が多くなっていつの間にか年下ともあそべるようになっていて母はうれしい。

おーちゃんが描いたジャイアンがなんとも優しくて、その日の柔らかであたたかな1日を祝福してくれてるようでうれしかった。

織戸 ゆみこ|デザイナー・まちのアトリエ「ナガタbond」
東京豊島区生まれ。ずっと東京から2024年3月、息子の小学校入学を機に長田に移住。まちの人たちのあたたかさや個性あふれる下町での暮らしを楽しんでいる。仕事は、デザイナー、まちのアトリエ「ナガタbond」の人、週2ではっぴーの家ろっけんアルバイト。
掲載日 : 2025.11.13


