年始から地震に航空機事故と暗いニュースが続いている。
霊山院も阪神淡路大震災で大きな被害を受けた。
今も“本堂再建立”と言う大きな願いを込めて拝み続けている。
先代住職(祖父)には生前
「檀家さんが一堂に会する本堂を…」と
言う願いがあった。
祖父の僧侶としての姿がかっこいいと感じ
僧侶になる事を決めた。
今の温かい檀信徒の皆様があるのは
祖父と現住職の父のおかげである。
3日はその祖父の月命日。
更に1/3は寅の日であり、霊山院の毘沙門天のご縁日である。
だから3日と寅の日は欠かさず
特別に一座の修法を行う。
「お寺を建て直したい!」という強い願いを受け継いでいく為に
3年前に新たにお迎えした毘沙門天像。
自分自身の気持ちも強くしてくれる。
12日毎に回ってくる寅の日。
そこでお願いの再確認と日々の感謝を行っている。
前のめりがちな自分を
ゆっくり見つめ直す機会を貰っている。
本尊の弘法大師様は住職が拝み、
脇仏の不動明王と毘沙門天は私が拝む。
檀信徒の皆様が
笑顔で喜んでもらえるお寺に!
その為にも「本堂再建立」を願い、
まずは拝む事から。それこそがお寺の在り方だと信じている。
辰年は祖父の生まれ年である。
祖父から繋がっている
沢山のご縁に感謝して
今自分にできる事をしっかりと
頑張っていきたい。
笑顔で明るく楽しく、
パワーをいっぱい与えられる
お寺である為に!!
衣笠文清(ぶんせい)
長田区にある弘法大師が本尊のお寺、東寺真言宗霊山院の副住職。平成2年生、兵庫高校→日本体育大学→高野山大学→金剛峯寺研修生を経て神戸に帰る。四国八十八ヶ所霊場を歩き遍路にて成満。趣味は音楽。檀信徒の皆様と地元神戸の人を笑顔にできる僧侶になる為に日々精進してます。
夢は「本堂再建立」
Instagramにてお寺の情報と笑顔を発信 @kuho_zan_reizanin
毎月20日14時〜本尊報恩法話会
28日14時〜不動明王護摩祈祷
掲載日 : 2024.01.28