12月28日木曜日、本日は駒ヶ林1丁目で餅つき大会が行われます。
新型コロナウイルスが流行してから実に3年ぶりの開催となり、参加者は皆、張り切っているようです。
前日には石臼を運び出し、当日の朝から準備を進めました。石臼は想像以上に重く、運ぶだけでも一苦労でした。
餅つき大会には、自治会の方々に加えて区役所の職員や、長田界隈で活動するプレイヤーなどが集まりました。
途中でトラブルもあり、蒸したお餅を用意するのに時間がかかりましたが、いよいよ餅つきの準備が整いました。
私自身、餅つきをするのは小学生の頃以来で、当時は子ども用の杵を使用していましたが、今では大人用の杵を振るうことができるほどに成長しました。
張り切ってお餅をつき始めましたが、なかなか難しいものです。
ひと突きするたびに周りから「下手やなー」「腰が入ってないなー」などのヤジが飛んできました。
この町の人たちは遠慮がないですね。
少しずつコツを掴むことができた頃には、「いい音が鳴ってるね」とお褒めの言葉をいただきました。
餅を突くコツは、杵を振り上げて力を入れずに杵の自重だけで振り下ろすそうですが、どうしても力が入ってしまいます。
なかなかの重労働で疲れたので、途中で交代してもらいました。
そうこうしているうちに、お餅が突き終わりました。
ここからは餅捏ねのプロフェッショナルたちの出番です。プロフェッショナル達は物凄い手際の良さでお餅を捏ねまくります。
出来上がったお餅は、あんこ、きな粉、大根おろしポン酢の味付けでいただきました。
どれも美味しく、あっという間に無くなってしまいました。
数年振りの餅つき大会は大盛況でした。
前田迅人
1998年神戸市生まれ。2023年に神戸芸術工科大学大学院を卒業し、同年に(有)スタヂオ・カタリストへ入社。小さい頃から長田に住んでおり、学生時代は密集市街地の住環境改善をテーマに長田区に関する研究を行っており、まちづくりについて勉強をしていた。
掲載日 : 2024.01.18