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ナガヌマ ナオキ

六月十三日(火)

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グッドモーニング、和田岬。

毎朝、眠気と尿意が格闘している時間って、どれくらいなんだろう。早く眠気を負かしトイレにいった方が後々長く眠れるだろうに。この気持ちの悪いまどろみタイムはやたら長く感じられる。やっとの思いで起きて、トイレへ。すぐ2度寝。また直ぐになる目覚まし。スヌーズと格闘しながら、起床。起き抜けの一服。

「パズーの朝メシDX」を食べたら、「blue hour」を聴きながら今日のTシャツ選び。 HellChild に決めた。

バンドTシャツ

学生時代、いつぞやのSEPULTURAかSOULFLY来日公演、大阪BIGCAT。

前座 HellChild が終わり、誰もいないバーカンに1人でいると、さっきライブを終えたばかりのボーカル司さんが現れて、このTシャツを見るなり「懐かしいTシャツきてるね、ありがとう」と言ってくれた。これは18歳くらいの時に兄が譲ってくれたもの。僕の家には20年選手のバンドTがまだたくさんある。どれも思い出深く、捨てられない。

神戸の大先輩バンド SWARRRM にその司さんが加入したニュースは衝撃的だった。東京にいながら神戸のバンドのメンバーになる。うわー、海外のロックバンドみたい!このニュースにはど肝抜かれたが、まるで当事者のような気持ちになって妙な期待感を持ったのを、今でもよく覚えている。

その十数年後。SWARRRM ベースのフトシさんが脱退。何の因果があるのか、まさか一緒にバンドをすることになるとは!10代の若かりし僕がいつもフロアから憧れの眼差しを送り続けていた(めっちゃ暴れながら)神戸ハードコアシーンの大先輩たちと共に、バンドマンとして何の実績もない僕が一緒にスタジオで練習し、ライブをしている。高校生の時の僕に自慢したい。

「金はなくとも、夢はもて」

今日もパレットの上には山積みのダンボール。開梱しながら、右から左。数量確認のデータ突き合わせ。そして、山積み商品の保管場所確保のために、倉庫内整理をちまちま。

物流とはとてもおもしろい仕事だ。ただ商品が、右から左に流れているだけのようなのに、なぜこんなにも難しいのか。そしてひとつの単価はこんなにも薄いのに、大きく動かすと利益を残し、人の生活を支える産業となるのか。

作業が終わり、無残な姿に成り果てたダンボールの塊を眺めて、ふと思う。

「私たちのくらしは豊かになって、ゴミの山」

ナガヌマ ナオキ

1980年、神戸生まれ須磨区育ち。会社員。ハードコアバンド「kuragali」のボーカリスト。個人名義でノイズ音楽「numahamaru」。神戸ハードコアシーンの先輩たちで構成されている「Re-formation b.B.」にゲストボーカルで参加。正体不明、謎の覆面ノイズテクノユニット「スケベ電気」を発掘し、彼らのマネジメントを務める。間借カレー屋としてスタートさせた「コウベクラウドサーフカレー」を屋号はそのままにレコード屋として活動を再開。場所は和田岬、通称「釣具ビル」。開店日は、本業が休みの日。人と街、未来と文化をテーマにしたライフスタイルを模索している。

掲載日 : 2023.07.13

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