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神戸の新しい魅力に出会うウェブマガジン

シタマチコウベ

下町日記

中間アヤカ

二月二十四日(木)

2022.03.24

朝6時20分に大分港着。時差があるので、インドネシアは朝4時20分。アユはほとんど眠らず画面越しに私の到着を見守ってくれた。両親にアユを紹介して、車で別府の実家へ。帰るのは1年半振りかな?

朝ごはんを食べた後、近所の公園や通っていた学校、温泉など、自分の記憶に残っている場所を巡って写真を撮った。アユにも一緒に写っているかのようにポーズをとってもらい、撮影。最終的にこれらの写真をプリントしたものを貼り合わせて合成写真を作ろうと考えている。

途中で寄った中学校でなぜかシューマンの『子供の情景』が流れていた。バレエの発表会で踊った思い出の曲なので、耳にした途端思いがけない偶然に泣きそうになった。当時の私は小学生で、薄黄色のシンプルな衣装で踊った。先生が創作したオリジナルの振り付け。「小さい妖精」を脇に従えた「大きい妖精」という役だった。出番の多いとても良い役だったけど、本当は主役の「少女」を踊りたかった。

0泊の旅なので、夜にまた船に乗り込み、神戸へ帰る。船内で謎解きイベントが行われていたので参加してみた。これが結構難しく、解き終わるのに1時間くらいかかった。景品はクレヨン。
ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めたというニュースを見ながらこの日記を書いている。

 

登場人物

中間アヤカ|ダンサー

別府出身、ロンドンを経て神戸に辿り着き10年目。国内外を飛び回りながら舞台に立つ長田区民。2018年度よりDANCE BOXアソシエイト・アーティスト。ダンスとしか呼ぶことのできない現象を、舞台上に、日常に追い求めている。2022年、「ここを劇場とする」を合言葉に長田区に仮設スタジオ「劇場|Gekijo」をオープン。 

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