11月8日.9日に今回が3度目の開催となる「開工神戸-KOBE OPEN FACTORY- 」。長田エリアを中心に、普段は出入りすることができないものづくり企業、製造現場を自由に見学いただくことができます。町の工場を巡りながら、ものづくりの現場を体感する2日間は、まち歩きにもぴったり。

この記事では、前回のランチマップ（前編・後編）では紹介しきれなかった長田エリアのランチスポットを神戸市税務部の若手職員有志「KOBE007」がご紹介します。（KOBE007のブログはこちら）

Salon de Minato

新長田駅から180m。アスタピアの１階にある、一見すると美容院にも見えるきれいで明るい雰囲気の創作イタリアンのお店。店外のガラスドアに3710（みなと）と書かれているのも小粋。店内には窓から外の光が差し込んでいて、お洒落なインテリアも飾られている。自分へのご褒美など特別な日に足を運んでもよし、友人や恋人と食べに来てもよしと、様々なシーンで立ち寄れるお店である。こちらのお店は地産地消を意識するなど食材にこだわっており、お酒と一緒に新鮮な料理をいただける。お店のコンセプトは「大人の社交場」だそう。

前菜が豪華なパスタランチ
前菜盛り合わせ、サラダ、スープ、自家製バケット付のパスタランチを注文。本日のパスタは「釜揚げシラスときのこのオイルパスタ」、「桜鶏せせりのトマトソースパスタ」、「豚バラと香味野菜のトマトラグーパスタ」。今回は釜揚げシラスときのこのオイルパスタをいただいた。まず前菜の種類が豊富でとても凝っていることに驚き。筆者のお気に入りは蒸し鶏にブルーベリーのソースがかけられたもの。蒸し鶏がしっとりしていて、ブルーベリーのソースがお肉のうまみと合わさり、非常に美味しい。メインのシラスパスタもシンプルだが、シラスの味が引き立つ絶妙な塩加減。パスタの湯で具合もちょうどよく、柔らかいシラスとパスタの触感が非常にマッチ。美味しいパスタを食べたい、手の込んだ料理が食べたいというときにはぜひ来店したいお店だ。

店舗情報

鰻　福助

地下鉄海岸線・駒ヶ林駅から徒歩4分、新長田駅から徒歩10分のところにある、うなぎが看板メニューの「鰻　福助」。入口の戸を引き、かわいらしいふくろうの絵柄の暖簾をくぐると、老舗の落ち着く雰囲気とうなぎを焼くおいしそうな匂いが店内に漂っている。知る人ぞ知る隠れ家的なお店である。席についてお品書きを見ると、自慢のうな重・特うなぎ丼・特上うなぎ丼と鰻丼だけでも３種類。そのほか、う巻き定食や上天丼、海老天丼といった贅沢な食事が1000円台というお手頃価格で食べられる。またうな丼はサイズ別の値段でお持ち帰りもできるので、家でゆっくりと味わうことも可能である。

まるで宝石箱！福助のふっくら「うな重」
今回はうなぎを焼くにおいに惹かれて、福助が誇る「うな重」を注文。浜松産のうなぎを使用した贅沢な一品。運ばれてきたうなぎはふっくら焼き上げられ、たっぷりかけられたタレを吸収してまるで宝石のようにきらきらと光り輝いていた。一目見て、胸のときめきが止まらなかった。このあたたかさを逃すまいと、即座にごはんと一緒に口に運ぶ。口の中にとろっとした甘さ控えめのタレと見た目よりもさらに柔らかいうなぎの食感が一気に広がる。歯がなくても食べられるとはまさにこのこと。すかさず二口目。美味い。濃い味のうなぎと白米の相性が抜群。食べ進めるごとに旨味が増して、心が躍る。さらにかき込む。あっという間にぺろりとたいらげてしまった。

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cafe ACE

新長田駅から徒歩5分、新長田一番街商店街に面しており、アスタプラザウエストに入っている洋食屋さん。お店の看板には「since 1957」とあるが、店内はとても清潔感があり、黄色を基調とする壁紙は温かみが感じられる落ち着いた雰囲気であった。それもそのはず、このお店は1957年から60年以上続いた喫茶店をリメイクされたそう。その際メニューの刷新も行ったそうだが、クリームソーダなどの昔ながらメニューも残していることは、常連さんも新しいお客さんにも愛される所以だろう。筆者が訪れた日も、人が入れ代わり立ち代わりやってきており、人気店であることが伺えた。

看板メニューは『鉄人ハンバーグ』
こちらはぜひ食べてほしい。まず、注文する時にライスかパンを選ぶ。運ばれてきたハンバーグは濃厚なデミグラスソースがたっぷりとかかっていた。野菜などと絡めて、余すことなくソースを使いたくなる。ハンバーグは箸で切ると、ほっぺたが落ちそうなくらい柔らかく絶品だった。添えられた野菜も柔らかく、付け合わせのピクルスとサラダはさっぱりしていて、濃厚なデミグラスソースのお口直しになった。
一品一品の満足度が高く、これが1,100円とお手頃価格で食べられるのは驚きである。
サイドメニューも充実しており、一緒にドリンクを頼んだり、食後のデザートを頼んだりと様々な楽しみ方ができるお店である。

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隠れ家せん

駒ヶ林駅から徒歩6分。六間道商店街を西に進み二つ目の信号を南の方向へ、右手最初のブロックの裏路地に入ると見えてくる隠れ家サロン。古民家の一角、レトロ長屋に紛れ込む、控えめながらも、らしからぬ佇まいの店構え。どこか懐かしい感じもするが、モダンさも兼ね備えたグレーの引き戸、打ちっぱなしのコンクリ壁のセンスが良い。どんな素敵なランチをいただけるのだろうか、すでに入口から躍る心を落ち着かせ店内へ。テーブル席の奥には床座の席、小さな子ども連れでも安心して食事ができる。メニューはこだわり素材のおばんざいランチと金曜日限定のカレーランチの２つ。…お昼にほっと一息、穏やかな時間を過ごしたい、そんな皆さんにぜひおすすめしたい。

こだわり素材のワンプレートおばんざいランチ
火曜日から木曜日はおばんざいランチの日。6,7種類のおばんざいに選べるメイン、どれもからだが喜ぶこだわりの素材・調味料で調理されており、ごはんがよく進む。具沢山のお味噌汁は優しいお出汁の味、無添加にこだわり作られているそう。今回は揚げ春巻きをいただいたが、パリッとした皮に、シソの風味が良くさっぱりとした味わいがとても美味しい。他のメインの日も来たくなる、メイン以外のおばんざいも気になる、金曜日のアジアンカレーも食べてみたい。週に何回来ても、目と、口と、からだが嬉しくなる、そんな素敵なお店だ。

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洋食ジャンボ

JR新長田駅から徒歩約5分、アスタプラザイースト2階にお店を構える洋食ジャンボ。ランチ時には平日休日関係なしに行列ができるほどの人気店。おすすめメニューを尋ねると、定番のヒレ肉のビフカツと冬季限定のカキフライ定食とのこと。カキフライ定食も捨てがたいが、今回は定番人気メニューのヒレ肉のビフカツを注文。また、全ての定食メニューにトッピングを追加することができるので、「あのメニューもこのメニューも気になる…！」という方は、他の定食のメインでもある有頭エビフライやクリームコロッケを追加注文するのも一つの手。定食メニューを自分好みにカスタマイズできる。注文から提供までも早く、回転率の高さが伺える。

ボリューム満点！光り輝く分厚いヒレカツ！
注文に迷ったら、まずはヒレ肉のビフカツを頼むべし。ビジュアルが完璧な美しいビフカツに、サラダとマカロニ、みそ汁に白米とボリューム満点。
大きなヒレカツはとても柔らかく、衣のサクサクとした食感がとても良い。
ソースとの相性も抜群で、添えられたマスタードで味の変化を楽しむことができる。
更に、オンラインショップがあるため、自宅で本格的な洋食を楽しむことができる。
洋食ならではのオムライスや自家製デミグラスハンバーグなどメニューも豊富なので、「洋食でおなかを満たしたい！」と思ったら、是非洋食ジャンボへ。

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季節料理よじま

JR新長田駅から徒歩６分、大通りから細い路地を入ると黄色い暖簾が見えてくる。こちらが季節料理よじま。ひっそりと構える店の様子はまるで隠れ家のよう。店内へ入ると、アットホームな店内で店主と奥様が明るく出迎えてくれる。
おすすめメニューを尋ねると、お客様から「どれもおすすめ！」と答えが返ってくる様子から、常連の方々に愛されている店であることが分かる。店名にある「季節料理」にある通り、メニューには９月～１１月が旬のイクラをふんだんに使用したイクラ丼や、旬を迎える鱧を使用した鱧フライ定食など、旬の食材を使用した美味しい料理をリーズナブルな価格でいただくことができる。まさに、「季節料理」を楽しめる。

ソースとの相性抜群！かつおステーキ
本日注文したのは和定食。メイン料理はかつおステーキ。毎日メイン料理は変わるため、いつ行っても様々な料理が楽しめること間違いなし。今回いただいた鰹の旬は春と秋で、それぞれ「初鰹」、「戻り鰹」と呼ばれる。「初鰹」は身が引き締まっているため刺身向け、「戻り鰹」は脂がのっているためステーキやバター焼きに向いていると。その言葉通り、いただいたかつおステーキは脂がたっぷりで食べ応え抜群。ひじき煮と酢の物、たくあんにデザートのみかんまでついてこの値段。とってもお得。
旬の魚を美味しく食べることができるので、ぜひ足を運んでいただきたい。

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