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神戸の新しい魅力に出会うウェブマガジン

シタマチコウベ

下町日記

岩本順平

八月二十六日(金)

2022.09.29

今日は午前中、神戸駅の近くでミーティング。
神戸の若手クリエイター2人と一緒に、来年の春に実施する企画について準備中。
最近、同世代のクリエイターが増えてきた。
みんな独立したり、責任のあるポジションになってきている。
今まで、キャリアも年齢も先輩の方たちとの仕事ばかりで、同世代との仕事は少し不思議な感覚がある。
ある種の上下関係のない横並び。
どのように接したらいいのか、まだ掴めてない。
先輩たちとの仕事は、生意気な後輩枠を存分に謳歌させていただき、良くも悪くも、色々と受け入れてもらっていた。
同世代にはそれではどうも良くない気がする。
そう感じながら、ミーティングが終わった。

そして、漁師さんたちと六甲山のとある別荘へ。
これも来年以降の取り組みへの準備。
漁師さんたちが六甲山に植林するというプロジェクトが動き出そうとしていて、別荘を持っている方と森の中でBBQしながら意見交換。
シェアウッズの山崎さんにもきてもらった。
山崎さんには、六甲山とは数年前から、間伐材の活用などで、お世話になっている。
最近では、「こども本の森 神戸」の館内サインをつくる際に木材のコーディネートから施工までお願いを、した。
ぜひ、現地で実物をご覧ください。


漁師さんたちとの繋がりは、駒ヶ林でやっているフィッシャーマンズマーケット「海と、魚と、」から。
そこから、しらすのブランディングを一緒にさせていただいたりと、関係が深まっている。
年に何回か漁にも同行させていただいてる。
そう、海と魚とをやり始めて、魚が捌けるようになった。
鯛や黒鯛、スズキ、ヒラメなど、いろいろ捌いて、家に親しい友人を呼ぶのが、恒例になっている。

街の中に友人が増えると街を存分に味わえるようになってきた。街にあるもので楽しむ、ある種の街をハックする感覚。

下町にはまだ僕の触れてない魅力がある。
入るタイミング逃した扇港湯のサウナのように。

今日は萬歳湯へ。
ここにはビールを飲みに何回も訪れてきた。
なんと風呂に入るのは初めて。


でも、なんとなく馴染んで、サウナも風呂も楽しめた。
だいぶ銭湯に慣れてきたのかも。

ただ、電気風呂はまだ刺激が強すぎて入れてない。

ここでも、また触れきれないものを残して去る。
まだまだこの街を味わい尽くしてない。

 

登場人物

岩本 順平|Creative unit DOR / 写真家・プロデューサー

2012年に写真家として独立。2014年から新長田の再開発エリアで劇場を運営するDANCE BOXに参加。2017年よりデザインやアートの地産地消を目的にDORを設立。KOBE URBANFARMING、シタマチコウベなどウェブメディアのプロデュース、ディレクション、撮影、こども本の森神戸のアートディレクションなど、神戸を中心に活動中。

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