
文・写真:岩本順平/阿波野稔旺
神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前駅」からすぐ!家族みんなで楽しめるおでかけスポットをご紹介します!まずは神戸の台所として親しまれる中央卸売市場の飲食店街で、新鮮な海の幸や地元食材を使ったランチを満喫。そのあとは、すぐ近くの「初代県庁館」と「ひょうごはじまり館」の2館からなる「兵庫県立兵庫津ミュージアム」へ。兵庫の歴史や文化を楽しく学べるほか、期間限定の特別展も見どころです!
Table of Contents
丸石食堂
神戸市中央卸売市場飲食店街2階にある「丸石食堂」は大正11年創業、今年なんと103年目を迎える老舗のそば・うどん店です。平日のランチタイム直前に訪れた私を迎えてくれたのは、4代目の人情味あふれる店主。カウンターには、スポーツ新聞が並び、常連の方から愛される下町のお店の雰囲気を感じます。カウンターの内側で牛すじを炊きながら、教えてくれたおすすめはカレーうどん。今回は、お肉は下の精肉店から仕入れているのでめっちゃ美味しいとすすめられたカツカレーうどんをいただきました。
だしの効いたカレーうどん
おすすめされたカツカレーうどんがカウンターに。しっかりしたカツがだしの効いたカレーうどんの上に鎮座している様子はなんともフォトジェニック。細めのうどんにカレーうどんのだしが絡み、どんどんと箸がすすみます。神戸ポークのとんかつも厚めでしっかりと存在感を放ちながら、うどんがなくなりかけたその時、店主からの一言。「そこにご飯いれると美味しいで」。もちろん、それをいただき、フィニッシュ。時々、様子を見に来て、ふりかけてくれるブラックペッパーの効果なのか、スッキリとした汗をかきながら満たされたランチとなりました。
店舗情報
丸石食堂 兵庫区中之島2丁目1−2 |
洋食ひらおか
神戸市中央卸売市場飲食店街2階の赤い看板が目印の洋食屋。昭和23年創業と歴史のあるお店。店内は広々としており、テーブル席とカウンターが配置されている。お洒落なカウンターは一人でも気兼ねなく入ることができる雰囲気。カウンター上のメニューが書かれている黒板には定食、中華、カレーライスなど幅広い料理が並び、注文前からワクワクし、どれを注文しようかと迷ってしまう。
迷ったらまずはチキンカツ定食。
幅広いメニューの中でもおすすめはチキンカツ定食(1,020円)。シンプルな白いお皿で提供されたライスとスープ、そしてチキンカツは美味しいこと間違いなし。サクッと揚がったチキンカツは、ひとくちでスッと噛み切れるほどのやわらかさ。そのうえにかけられているソースと絡めると、ライスが止まらない。また何度も訪れたくなる味だ。
店舗情報
洋食ひらおか 兵庫区中之島1-1-4 |
味の店 まるも
神戸市中央卸売市場飲食店街2階の緑の暖簾がかかっている寿司屋。店内に入ると立派な木のカウンター席と、大人数でも楽しんで食事できるテーブル席が配置されている。店に入ったら、まずはカウンター席に座って欲しい。重厚な木のカウンターの裏で、注文と同時に寿司を握る職人には目が離せない。
ランチには大満足な上にぎり 八貫。
ランチのおすすめはなんといっても「上にぎり 八貫」(2,800円)。白身2種、中とろ、いか、車海老、とり貝、貝柱、蒸し穴子、巻物と大満足のボリュームメニューで、新鮮な海の幸を味わうことができる。お寿司とあわせて赤だし、季節の果物もメニューに含まれているのでお腹いっぱいで店を出れること間違いなし。
店舗情報
味の店 まるも 兵庫区中之島1-1-4 |
兵庫県立兵庫津ミュージアム


神戸市営地下鉄海岸線中央市場前駅から歩いて5分。中央卸売市場飲食店街から歩いてすぐ近くにある兵庫津ミュージアム。ここは「ひょうごはじまり館」と「初代県庁館」の2館からなる複合施設で、兵庫津の歴史や兵庫県の成り立ち、兵庫五国の魅力などを多彩な映像や体験型のコンテンツを通じて学べるほか、ひょうごはじまり館では期間限定の特別展も楽しむことができる。
特別展「妖怪水族館」
現在実施中の特別展「妖怪水族館」(7月19日〜9月15日)では身のまわりにひそむ水辺の妖怪たちを楽しくご紹介。入口では、廃棄された魚網を使って作られた巨大アート「明石の大ダコ」が来場者をお出迎え。家族みんなで写真を撮るのもおすすめ。また、福崎町で人気のカッパ「ガジロウ」も登場し、子どもから大人まで楽しめる展示となっています。この機会にぜひ訪れてみてください!
施設情報
兵庫県立兵庫津ミュージアム 兵庫区中之島2丁目2-1 【特別展 妖怪水族館】 |
掲載日 : 2025.08.15