2022.06.28
出産を控えたある日のこと、とても長田らしいエピソードだったので、振り返って記します。
6月4日の夜 10時ごろ。
「お、陣痛が来たかも…」ということで、病院に向かう準備をして、
病院まで送迎してくれるはっぴーの家 代表のよしくん(夫は免許がないため)と
4歳の息子の見守りをお願いできるご近所さんたちにメール。(この時、息子は爆睡していた)
そして玄関を出ると、ご近所さんたちがお見送りにきてくれていた。
「がんばってー!」「いってらっしゃい!」「きばりよ〜」という声援を受け、
「いってきまーす」と言って、家を出た。
6月5日の朝方。
まだ強くない陣痛に向き合いながら、息子が起きた頃かな〜大丈夫かな〜と時計を見ていた。
母にLINEを送ると「裏のお兄ちゃんの家に行ったよ」と返事が届いた。
そしてその後、遊びに行った家の主から写真が送られてきた。
息子もだけど、犬までもリラックスしすぎていて、おもわず爆笑してしまった。
同時に、いい環境をつくらせてもらえているな、と感じた。
保育士をしていたころから、1家族だけで子育てをするのは大変だと感じていた。
だからこそ、こうやって私自身が人を頼ることを積極的にしたいと思っている。
やろうと頑張ることもできるけれど、頑張らないことで彼らが得られることがあるから。
いろんな人に愛されながら、すくすく大きくなってね!
結局、この日は陣痛が治ってしまい、自宅に戻りました。
そして6月10日に無事元気な女の子を出産しました!
大学では福祉を学び、社会人経験を経て、保育士となる。こどもたちから得た学びを広げることが、「Well-being=誰もがよりよく生きる社会」につながると思い活動中。2012年には子育てコミュニティasobi基地を、2013年には合同会社こどもみらい探求社を設立。2020年には、自主事業「おやこ保育園」をオンライン化し、全国の親子を対象に新しい子育て支援インフラを作っている。プライベートでは、神戸市長田区の下町情緒と多様性あふれる人々とのつながりの中で、夫とこども・柴犬との暮らしを楽しんでいる。
著書:「いい親よりも大切なこと 〜こどものために”しなくていいこと”こんなにあった〜」