漁師、空を飛ぶ (笑)
1 月 7 日。全国アマモサミットに参加する為に青森県に向かう。
伊丹空港からのフライトは順調だったのだが、青森上空はご機嫌斜め。
2時間近い待機飛行。
機長から「最悪の場合、伊丹空港に引き返します」 とのアナウンス。
「無理かな?」とあきらめかけた時に窓の外に広がる銀世界。
ラッキー!
本番は明日。旅の疲れで深い眠りにつく。
次の日会場では、ねぶたのお出迎え。朝から熱気が漂う会場。心がワクワク踊る。
アマモサミットとは、全国から海の再生の取り組み、特に藻場の再生活動を行う団体や学生が一堂に会するビッグイベントだ。
「DASH海岸」でお馴染みの木村先生が横浜からスタートさせたイベントで、今年で13 回目を迎える。
毎年開催地が変わり、地元の環境団体が主催する。
午前中は各団体や先生方の発表。
午後からは高校生たちの取り組みの発表。
海の再生を本気で考え研究し、堂々と登壇する高校生の姿はマジでカッコ良くて、ありがとう。負けられない。なるほど。すげぇ。と頭が休む事無く時間が過ぎてゆく。
いつの日か神戸でアマモサミットを開催したい!
夢が大きく膨らんだ。
糸谷謙一|兵庫漁業共同組合 理事・漁師
1981年生まれ。漁師の家系に生まれ、大学を中退し漁業の世界に飛び込む。主に船曳網漁に従事しながら、兵庫運河にて干潟や藻場の再生に取り組む。兵庫運河の自然を再生するプロジェクトや兵庫運河Sea Change Projectにて活動中。
掲載日 : 2022.01.26