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神戸の新しい魅力に出会うウェブマガジン

シタマチコウベ

下町日記

川崎貴之

八月九日(月)

2021.09.02

本日は休日。

お店の事務作業を済ませて、中畑商店さんへ向かう。
昔の稲荷市場はアーケードがあり、味のある商店街で、ディープスポットとして人が行き来していたと地域の人に聞いたことがある。3年前からこのあたりに住み始めた僕は、そのことを知らない。

昔のことを常連さんが、写真を交えて語ってくれると、この場所は愛されてたんだなぁしみじみ思う。マンションが建ったり、空き地もあり昔の景色はないが、この一角には、今も脈々と続く空気感は感じとることはできる。
お好み焼きひかりさんや六条商店さんも健在でこの辺りはほんとほっこりする。
この地域でお店を始めたことで、去年の年末の餅つきに参加させてもらった。老若男女が集って空き地がにぎやかで、なんといっていいのか言葉にするのは難しいが、ただただよかった。

中畑さんでテレビを見ながら談笑し、家路に向かう。
お店が休みでも、この土地に足を運んでいる自分に気づく。
いつか、僕も昔はこうやったという日が来るのか。
しっかり店を続けて、これからのこの土地の変化を見続けていきたいなと決意する、

ナイスな休日。 

登場人物

自転車屋PORT 店主 川崎貴之

須磨区出身。自転車屋を営む実家で生まれ育つ。実家と別の自転車屋の2軒で仕入れや経営、修理の技術などを学び、和田岬の「北の椅子と」にてキッチン業務を経験した後、中央区相生町のビルの1階をリノベーションして「自転車屋PORT」を20206月にオープン。自転車の修理サービスをメインに、バーカウンターではコーヒーやお酒を提供する。誰もがふらりと立ち寄って語らい合える“港”のような場所を目指す。 

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