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角野史和 4th week 「ランドマーク」

いつもそこにいるので「あそこの”顔のでかい黒犬”がおる角を曲がってな、」と多くの人からランドマークとして重宝されてきたハッピー。近所の子どもたちにも愛されていたが、残念ながら今はもういない。

「下町」はニュータウンに比べ、ランドマークが多い。それも子どもの活動域となる狭い範囲にたくさん。今日も「ビルマーレ」で集合する子どもたち。この布袋さんの名前ではなく、ビルの名前が「マーレ」ということに気づくのはもう少し先だ。

ランドマークは空間を認識する上での人々の拠り所だ。子どもの頃からずっと見ていた目印は、ここが自分の知る町だと教えてくれる。だからランドマークは愛されるのだ。無くなってしまう目印もあるが「下町」にはまだまだ無尽蔵の目印にあふれている。だから散歩は悪くない。

(完)

 

角野史和 3rd week 「文化のノード」

新長田をぐるっとひと回りすれば、あらゆる異国のドリンクが手に入る。イッツ・ア・スモールワールド!

日々消滅しては新生する星のように、念念生滅・生生流転する職工募集チラシ。ここが多文化の玄関口なのかもしれない。

多文化共生ガーデンとかいてある。突如出現したアジアの農地。文字通り文化の薫りが立ち上っている。

 

4th week 「ランドマーク」(予定)

 

角野史和 2nd week 「創意工夫」

イタチごっこの末、最後の最後に編み出した工夫は直球のメッセージだった。ごはんつぶは、最後の一粒までいただきましょう。

流行りのアーバンファーミング(都市型農園)を先取りする、ご近所のシャッター工場は「つくる責任、つかう責任」を心得ている。

「シャワーBOXはじめました」。風呂なしアパートが打って出たビジネスチャンスはいかに。公然とドアを開け中に入り15分のスリルを味わうのも悪くない。

 

3rd week 「文化の薫り」(予定)
4th week 「ランドマーク」(予定)

 

角野史和 1st week 「対話と優しさ」

4週に渡り、散歩活動家としての日々の眼差しをご紹介します。

1st week 「対話と優しさ」

とある町工場をふと見上げれば、丁寧に鉄加工された受け材。
このまちの高水準の技術力と優しさでツバメの子と私たちは守られている。

「(意訳)ちゃんと片付けするんだったら、ここで飲食していいよ。」
排除と分断が高まる世の中において、本日もこのまちの懐は実に深い。

理髪店店主が日替わりで掲示する「なぞなぞ看板」。
日々シャワーのような「優しさ」を浴びる子どもたちの未来は明るい。

 

2nd week 「創意工夫」(予定)
3rd week 「文化の薫り」(予定)
4th week 「ランドマーク」(予定)