シタマチコウベシタマチコウベ

石山樹野 4th week

何色にも染まらなくていい。私は透明がいい
透明は見たことがない。うしろの色をうつすばかり
でも、透明。
そういう所が私は好き

 

何者にもならなくていい。私は私だから。
役者だろうと介護する人だろうと、「石山樹野」という唯一無二の存在だ。
そんな自分を愛している

 

自信のない私を生活の中でそう思わせてくれる人が、このまちにいる

 

 

阪下滉成
このまちではぺぺと呼ばれている(昔ペペロンチーノを食べ過ぎて便秘になり救急車で運ばれたため、このあだ名が付いた)

 

神戸で生まれ育ち、このまちのことは知らなかったが、友だちに誘われてここに出逢ったという。

 

多世代型介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」のオーナー首藤さんが私と滉成を繋げてくれた。
そしてお互いはっぴーに住み、なんやかんやで一年半生活を共にしている

 

 

詩を書いたり音楽を奏でる姿は、まるでムーミンに出てくるスナフキン。

 

お互い年齢が近く、好きなことも惹かれることも違うのですれ違うこともあるけれど、
人生の悩みや感じていることを話したりするには、とても頼りがいがある。
そんな大切なソウルメイトだ

 

 

彼は海や宇宙と繋がっている人だと思う
鯨を愛し、
地球にいる色々な生命を感じながら自分の中にある風景を、絵、音楽、写真や詩で表現している
彼の体の中はどんな生命が潜んでるんだろう。

 

 

お互いこれからどうなっていくかなんてわからない。
違うところを向いて生きていても、最終的にバラバラになったとしても、
今をともに生きていたことは変わらない。
私は彼が綺麗な瞳で笑ってくれるだけで、幸せだ。
それと同じように私も笑っていたい。

 

滉成が大好きだ

 

all photo by 岩本順平

石山樹野 3rd week

『はっぴーの家ろっけん』に住む前に、 他の地域のゲストハウスで2ヶ月間過ごしていたことがある。

手伝いをすれば泊まらせてくれて、それ以外は自由。というなんにもない日々を送っていた。

なにもやるべきことがない日常を過ごしていたら、ある時ふと思った。

私、いつも舞台や演劇の話をしてる!じゃあ、好きってことなのかな。

せっかくのこの人生、舞台に使ってみてもいいんじゃないか って。

それが好きなことに『気づいた』瞬間だった

 

せっかくなら、旅で出逢ったあの街を拠点にしたい

もう一度あの街に帰ろう。

 

よしひろさんに、この思いを話してみよう。

 

 

首藤 義敬さん

多世代型介護付きシェアハウス『はっぴーの家ろっけん』のオーナー。

この街や人を繋げてくれる人脈鬼レベルな人。

各種メディアにも多く出ていて、おもろいことを日々探求する、目がバキってるうちのボス。

旅で流れ着いた金なしの私に、働くきっかけをくれたり、やりたいことに対し人を繋げてくれた。

舞台に立つきっかけをくれたのも、よしひろさん。この街に笑顔で居させてくれる、恩人だ。

 

よしひろさんは、心の中がとてもとても色鮮やかで色んな感情が飛び散ってるように見える

外から見たら赤くトゲトゲしてるように見えるけど、 私から見えるのは丸い緑色の心臓。

そして純白な心の中の中

 

 

辛い時やどうしよう、っていう時にどう楽しむかやで

自分が対人関係でイライラしてることとか、怒りに対しての気持ちの切り替え方を教えてくれた

 

 

私のやりたい、こうしたい、に耳を傾けてくれて、私に考える時間をくれて、待ってくれて。

適度な距離感で接してくれる。

ゆっくりと、しっかりと、どっしりと私の姿を見守っててくれている

 

私は、メディアの中やプレゼンの時のよしひろさんより、日常の中のよしひろさんの方が親しみがある。

だから、何かやるってなった時に、なんか自分の親戚のお兄ちゃんに話してるみたいで、ちょっとソワソワしちゃう自分がいる。

 

 

よしひろさんが私をキャンバスにして描いている時、「自分とは別の人種だと思ってる」と言って私の顔全体に色を乗せた

 

なんだかわかる気がする。

 

たまによしさんにはどんなに私が頭を働かせても分からない時があるし、面白どころも多分結構違う。

でも、同じ建物で暮らしている。たまに一緒にご飯食べる。笑い合う。相談もする。意見も言う。互いに涙する時もある。

 

愛情を、感じるのだ

そして私も愛情を、渡している。

 

人種が違っていたって、言葉が交わせなくたって、同じ形をしていなくたっても 家族になれる

 

そんな、そんなよしひろさんが、だいすきだ。

 

 

 

石山樹野 2nd week

 

私は一体何色になるんだろう。

外から見た私は一体何色なんだろう。

これから、何色にそまっていくんだろう。

旅をする中で、生活する中でそんな事を思う

 

 

このまちに出逢っていっちばん最初に訪れたのは

知り合いに紹介してもらった介護施設「はっぴーの家ろっけん」だった

1階のソファーでうとうとしながらオーナーを待っていると

子ども2名に馬乗りされるという奇襲をくらうところからスタートし

出逢って1時間もしないうちに家族の一員のようになっていた

 

 

みゆきさん

 

はっぴーの家ろっけんの裏ボス。

どんなに私がレベルをあげても倒せない。

強さの成分は、何度も何度も苦しさや悩みたちを重ねた経験と感情、学びだと私は思う

 

天使のような可憐さはどこまでも飛んでいけそうだし

力強い核は情熱と冷静さが混ざり合っている

 

 

みゆきさんから教えてもらった、話してもらったことひとつひとつ、ひとつひとつが、

私の人生の中の光となってくれている

 

 

みゆきさんは私に

自分が好き!と思うことに

出し惜しみせずやってもいいんだ、と思えるきっかけをくれた

 

 

みゆきさんとの関係は、不思議だ

仕事の先輩後輩のようだし、親子や姉妹だったり、趣味仲間でもあるし、恩人でもある。

 

たくさんの関係性があるけれど そこには、共通して愛がある たくさんの愛がある

 

そんなみゆきさんが、だいすきだ

 

 

 

石山樹野 1st week

 

 

このまちに出逢ってから約2年がたったらしい 2年前、地元北海道にいた高校三年生の私は外に出たくてしょうがなかった

 

自分は何がしたいのが分からないから、なにもない透明だから、まずは自分の世界を広げたい 鮮やかな色を見てみたい

 

そう思って旅に出た そして、このまちにひょんなことでたどり着いたのだった

 

 

 

 

合田パパ このまちで出会った、みんなのパパ それぐらい頼りがいがあって力強いひと

 

そんなパパのイメージは 大きな大きな太陽 その光は自分だけじゃなくて、みんなもあったかーくしてくれる、そんな太陽。

 

 

 

 

おうちを建てたり、木を切ってるからかな。 そんな合田パパからは土や木の匂いがする たくさんの自然のにおい

 

 

 

 

でも、パパの目の奥はいつまでもキラキラ、ギラギラしてる ひとりの人間として、輝きを失うことはない。

 

そんな風に私には見えている

 

 

 

 

合田パパから見た私は何色で、どんな形をしてるのか描いてもらった

 

私は合田パパと出逢って、こんなにもたくさんの色を感じることができた 力強くもあたたかい。

 

私はそんな合田パパが大好きだ