『はっぴーの家ろっけん』に住む前に、 他の地域のゲストハウスで2ヶ月間過ごしていたことがある。
手伝いをすれば泊まらせてくれて、それ以外は自由。というなんにもない日々を送っていた。
なにもやるべきことがない日常を過ごしていたら、ある時ふと思った。
私、いつも舞台や演劇の話をしてる!じゃあ、好きってことなのかな。
せっかくのこの人生、舞台に使ってみてもいいんじゃないか って。
それが好きなことに『気づいた』瞬間だった
せっかくなら、旅で出逢ったあの街を拠点にしたい
もう一度あの街に帰ろう。
よしひろさんに、この思いを話してみよう。
首藤 義敬さん
多世代型介護付きシェアハウス『はっぴーの家ろっけん』のオーナー。
この街や人を繋げてくれる人脈鬼レベルな人。
各種メディアにも多く出ていて、おもろいことを日々探求する、目がバキってるうちのボス。
旅で流れ着いた金なしの私に、働くきっかけをくれたり、やりたいことに対し人を繋げてくれた。
舞台に立つきっかけをくれたのも、よしひろさん。この街に笑顔で居させてくれる、恩人だ。
よしひろさんは、心の中がとてもとても色鮮やかで色んな感情が飛び散ってるように見える
外から見たら赤くトゲトゲしてるように見えるけど、 私から見えるのは丸い緑色の心臓。
そして純白な心の中の中
辛い時やどうしよう、っていう時にどう楽しむかやで
自分が対人関係でイライラしてることとか、怒りに対しての気持ちの切り替え方を教えてくれた
私のやりたい、こうしたい、に耳を傾けてくれて、私に考える時間をくれて、待ってくれて。
適度な距離感で接してくれる。
ゆっくりと、しっかりと、どっしりと私の姿を見守っててくれている
私は、メディアの中やプレゼンの時のよしひろさんより、日常の中のよしひろさんの方が親しみがある。
だから、何かやるってなった時に、なんか自分の親戚のお兄ちゃんに話してるみたいで、ちょっとソワソワしちゃう自分がいる。
よしひろさんが私をキャンバスにして描いている時、「自分とは別の人種だと思ってる」と言って私の顔全体に色を乗せた
なんだかわかる気がする。
たまによしさんにはどんなに私が頭を働かせても分からない時があるし、面白どころも多分結構違う。
でも、同じ建物で暮らしている。たまに一緒にご飯食べる。笑い合う。相談もする。意見も言う。互いに涙する時もある。
愛情を、感じるのだ
そして私も愛情を、渡している。
人種が違っていたって、言葉が交わせなくたって、同じ形をしていなくたっても 家族になれる
そんな、そんなよしひろさんが、だいすきだ。
掲載日 : 2020.04.20