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中元俊介 2nd week

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    みなさん毎度、こんにちはこんばんは、中元俊介です。 

     

     

    続けて読まれている方は知っているかも知れませんが、この週刊下町日和は下町をテーマとして生まれた作品を紹介していくコラムになっています。 

     

    ちなみに前回の作品達はドイツの下町ライプツィッヒで展示したモチーフなので紹介しました(後出しになってすみません、汗)。 

     

    僕が思う下町っていうのは、情が深く庶民的なイメージです。そうやって定義してみるとどこでも下町なんじゃないって思ったりもしますが、実際人とコミュニケーションをとっていればどこだって下町になると感じています。 

     

    人がいて、それぞれの生活がある。今日は天気が良いねとか、玄関の花咲いてきましたねとか、たわいもない会話が日本人の下町的感覚を呼び起こす原動力になってるんじゃないかな。 

     

     

    それにしても、ここ新長田っていう土地は実に下町然としています。 

     

    だいぶ前になりますが、商店街で大きなクシャミをしたら(コロナ禍のずっと前ね)後ろを歩いてたおじちゃんが「兄ちゃん!でっかいくしゃみやナー!風邪か!?大丈夫か!?」って話しかけられて、そのまま話していたら最終的にはお勧めの餃子屋さんを紹介されてしまった。 

     

     

    都会ではありえないよね。僕だって前の人がくしゃみしてるくらいで喋りかけたりしないし、そこからお勧めの餃子って、どんな流れやねん!でもそういうことがあるから、余計にコミュニケーションって面白いなーって思ってしまう。

     

    おっちゃんなんで話しかけてきたんやろうとか、なんかいいことあったんかなー?とか。絶対普段は考えないようなおっちゃんの生活まで想像して、何とも言えない感覚にさせてくれる。 

     

     

    でもたぶん、都会にもそういう下町っぽさも隠れてると思う。前を歩いてる女の人の背中に長ーい髪の毛がついていて、取ってあげたら変な人と思われるかなーとか。今すれ違った太っちょの双子かわいかったな~とか。みんなすまし顔でおしゃれな格好して歩いているけど、腹の中にはそういう下町のおせっかいおじさんみたいな心が隠れてるんじゃないかな。 

     

    そんなことをボーっと思う、めちゃくちゃ天気のいい一日でした。 

     

     

    みんなの中に隠れている下町おせっかいおじさんに捧ぐ。 

     

     

     

     

    掲載日 : 2020.05.29

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