「屁、屁出ちまた。市のシワがワシの下町。でへへ。」
「長田。てめ~。決めてたがな。」
「ワダミ。密は、初耳だわ。」
ふと思い付いた【下町回文】
シタマチコウベのWEBサイトで、下町をテーマにした回文を募集する企画
してもいいかも。って、誰が考えて応募してくるんやっ!
でも、下町回文が沢山集まったらオモシロいし、嬉しいな。
心の中では、黄昏を待たずに(チャゲ&飛鳥)がエンドレスリピートしているものの
奇麗な金色が、だんだんと飲み込まれて、あっという間に静かな漁師町へと変化していく駒ケ林。
下町芸術祭が無事終了したので、アトリエコマに展示していた作品達の搬出。
会場の梁からテグスで吊り下げていた「下町商店街」は、夏の暑い日にこの場所で
エコール神戸の学生さん達と実施したワークショップで制作したもの。
どの作品も繊細で丁寧につくられていて味わいがあり、ドラえもんのスモールライトがあったなら
小さくなって商店街を散策し買い物したいなと思わせてくれるくらい素敵です。
そんな、過ぎていった夏の思い出を噛み締めながら、ひとつひとつ作品を取り外します。 近頃ちょっとした事で涙がぼろっと出る。エモーショナルなセンサーの分解能が高くなってきてるので。
エモいおっさん。よりかは、エロいおっさんでいたい。
気持ちだけはいつも黄昏を待てずに、ずっと前のめりでいたいもの。
田岡和也
1983年、香川県生まれ。現在は神戸市で暮らし、六甲ミーツアートや下町芸術祭などのイベントに多数出展。駅や図書館、銭湯などで個展を開催するなど、展覧会、ワークショップ、壁画、ライブペイントと、活躍の場を広げている。
https://taokakazuya.jimdofree.com/
掲載日 : 2021.11.05