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神戸の新しい魅力に出会うウェブマガジン

シタマチコウベ

下町日記

横堀ふみ

十月三日(日)

2021.10.03

晴れ。

9:30 DANCE BOXの鍵をあけて、劇場に入る。その静けさに姿勢を正す。この一日の始まりに見せる劇場の表情が好きだ。山下残さんたちを迎え入れる準備をする。山下残さんが入られて、一旦家に帰る。旦那は出掛けて、これからは息子と一緒に行動。洗濯を3回まわして、屋上に干す。天気がよいので背伸びをする。合間に、下町芸術祭「開幕式」の進行台本書きを進めるが、苦戦中。

12:00すぎ 息子と一緒に事務所に戻る。「下町芸術祭」の準備が佳境。段ボール箱に詰められたスタッフ・パーカーを、アグロガーデン横のコインランドリーへ台車に乗せて持っていく。息子と一緒に束の間の散歩気分。

13:30頃 手話通訳の三田さんが来られ、複数のシーンの通し稽古。

14:00頃 ロビーでは、山下残『そこに書いてある』のワンシーンにある手話グループの稽古の準備。劇場では「楽ちん堂がやってきた!~オールジェネレーションズ発表会~ IN長田」の準備が始まる。準備の合間にスタッフ・パーカーを取りに行く。パーカーの青さが目に沁みる! 


15:00 山下残『そこに書いてある』手話グループの稽古がスタート。

15:20頃 下町芸術祭のコテ隊20名強が、開催事前のツアーでご来場。パフォーマンス・プログラムの説明を行い、手話グループの稽古を少し見ていただく。合間にパクウォンさんと下町芸術祭の「開幕式」のプチ打ち合わせを行う。

17:15 予定より早く、山下残『そこに書いてある』手話グループの稽古が終了。本番の衣装などの確認を行い、解散。

18:00 オンラインで、前橋在住の山賀ざくろさんと、真陽地区が誇るハーモニー「ビッグ腹ダイス」の衣笠さんと山本さん、そしてdBでは山下残さんと繋いでミーティング。本番に向けての演出方向の打ち合わせ。結構、無茶振りのリクエストに感じますが、驚くことなく受け取って、むしろアイデアを提案するビッグ腹ダイスのお兄様方。懐深すぎやしませんか!? 一時間ほどお話しして、終了。残さん、一日フル稼働、お疲れ様でした。私の頭の容量も溢れんばかり。
夜ご飯は、サイゴン・チュンハイのテイクアウトです。「下町芸術祭」開催前週、いよいよです。

登場人物

横堀ふみ|NPO法人DANCEBOX プログラム・ディレクター

神戸・新長田在住。劇場Art Theater dB神戸を拠点に、滞在制作を経て上演する流れを軸に、ダンスを中心としたプログラム展開を行う。同時に、アジアの様々な地域をルーツにもつ多文化が混在する新長田にて、独自のアジア展開を志向する。ベトナム人の夫をもち、一児の母でもある。

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