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神戸の新しい魅力に出会うウェブマガジン

シタマチコウベ

下町日記

仲島義人

十二月十五日 (水)

2021.12.29

あるイベントのポスターを描いてほしいと依頼があり絵を描く。
こうして絵描きでいさせてももらえる事がいちいち有難いなと思う。
描いたりつくる事が大好きだ。

つくっている時は何ものからも解放されて内面で完結している。

僕は人と付き合う事 外交が苦手で、よく酒場のマスターをやっているなと我ながら思う。
酒場のマスターをする事は演じているとゆう感覚が一番しっくりくる。
8年もやってるとマスターを演る事が楽しくなってきた、客観的によくこんなに喋るようになったなと自分で感心する時がある。

でもやっぱり営業してる時よりも店の内装をつくっている時の方が楽しい。
今もまだ積み木みたいにつくり続けている
洗練させずにもっと雑多に僕の美しいにまかせて統一させていきたい。 

インタビューなどでカルチアについて話してくださいと言われる事がたまにある。
うまく話せず なんだかなぁといつもなる。
何でだろうかと考えていると最近わかってきた。
【何もない】がしっくりくる
店のコンセプトもビジョンも町をどうしたいかも何もない。
ただあるのは つくりたいとゆう衝動だけだ。

和田岬とカルチア食堂とゆう作品に乗っかってずっと進んでいる。 

登場人物

仲島義人|カルチア食堂店主

昭和の香り残る和田岬で「おもしろそうやん」の初期衝動で幼なじみの建築士 平井陽とカルチア食堂をつくる  

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