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2020.12.11

吉田敦史 2nd week 下町のダンサー

新型コロナ禍でダンサーとしての活動が減ったアラン・シナンジャ(31)=神戸市長田区。3月にはホテルマンの仕事も休みになるなど、苦境にさらされていた。

 

落ち込んでいたはずだが、アランは自身を「ラッキー」だと言った。「このコミュニティーにいられて良かった」と。

地域の人がアランや家族のことを気に掛けてくれ、時には仕事を紹介してくれるという。

 

自営業合田昌宏さんはその筆頭。6月には地域住民から頼まれた庭木の枝切りに、アランを誘った。

 

伸びすぎたビワの木などを2人で刈り込んだ。アランはこの日、初めてビワの実を食べた。

 

周囲に支えられながら、懸命に働くアラン。

介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」(同市長田区二葉町1)での仕事をのぞかせてもらった。

 

スタッフや利用者とのやりとりが心に潤いをもたらし、複数掛け持つ仕事の中でも「自分にとって大事な時間」になっているという。

 

《12月紹介》 週刊下町日和、第16弾は神戸新聞映像写真部で記者をしている吉田敦史さん。シタマチコウベのエリア近くに住みながら、日々、街のなかで起きる様々なことを取材。今回は4回にわたって、2012年から取材をしているコンテンポラリーダンスを上演するNPO DANCE BOXのダンサーを追う

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