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神戸の新しい魅力に出会うウェブマガジン

シタマチコウベ

週刊下町日和

ワタナベランド 2nd week

2020.02.14

《2月紹介》
下町日和第6弾はイラストレーターのワタナベランドさん。
1999年に美術学校を卒業して以来、ツールにこだわらず何かを作り続けています。意図していない美しさを見つけるのが好き。何かと何かの合間にある言葉にできないものを実現したいと思っています。質感フェチであり、根っからのお酒好き。

わたしの祖父と祖母はその昔、大正筋にあったたばこ店の息子とその隣家の娘であり、その娘が18歳のときに産んだ女の子が、わたしの母である
そして祖母が43歳のとき、わたしという孫が生まれた。

 

そんな孫もいつのまにか結婚をし、離婚を経験し-、そういえば離婚後にも2年ほど長田区に住んだ。

新長田駅よりだいぶ北の、山の中腹だった。

この記事を書いていなければほんとうに忘れるところだったけれど、ちょくちょく長田区を選んでは住んでいたんだなぁと、思い出す。
子供のころの記憶とはだいぶ違う今の長田区—、新長田。
それは震災があり、大部分が区画整理されたからということもあるけれど、自分が大人になったから、でもあるんだろうな。

 

そういえば幼いころ・・・

覚えているのは大正筋入口のキラキラしたクジラの壁画-
スパンコールのような、鎖帷子のような、風で動く何かでできていて、あのクジラがいつも門番のように見えた。
なんでクジラ、だったんだろう。
なんであの素材、だったんだろう。
無くなって、寂しい。

《2月紹介》 下町日和第6弾はイラストレーターのワタナベランドさん。 1999年に美術学校を卒業して以来、ツールにこだわらず制作活動をしています。意図していない美しさを見つけるのが好き。何かと何かの合間にある言葉にできないものを実現したいと思っています。質感フェチであり、根っからのお酒好き。

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