9月23日に実施したKOBE MEME初回レクチャー以降、参加者らは地域ごとに4つのチームに分かれてプランを構想しています。(「長田A」、「長田B」、「兵庫A」、「兵庫B」)
今後、メンバーによる活動レポートを順次公開していきます。初回は、仲の良さが印象的な長田Aチームせんだしんいちさんのレポートです。
長田Aチーム|活動レポート
レポート:せんだしんいち
平成30年9月23日、下町芸術大学の第1回レクチャーとKOBE MEMEの第1回目のワークショップが、神戸市長田区のヨンバンカンニカイ(久保町6丁目アスタくにづか4番館2階)で行なわれました。
その際に僕たちは、4つのチームに分かれた中の”長田Aチーム”となりました。
50分ほどのカードワークショップとチームディスカッションを経て、長田Aチームでは2つの案が出され、それを発表しました。
2つの案とは、MEME × PLAN でいうと、(長田の)おばちゃん×街コン、長田港(で獲れる魚)×シェアキッチン をテーマにしてみようということになりました。
MEMEという言葉は耳新しい言葉でもあり、その意味は地域が持つ文化的遺伝情報とでもいうところなのでしょうか。
すでに今期開校以来、下町芸術大学のフィールドワークを含む全11回のレクチャーは11月までで終了していますが、これらのレクチャーを通じて視野は広がり、今まで知らなかった長田や兵庫の街の歴史、街の魅力に体感を持って触れることが出来たように思います。
また切り込めるようなヒントもたくさんあったように思います。
これに並行して、メンバー各々がたとえば、長田って猫が多いけど何匹ぐらい居るんだろうね?とか、久しぶりに高取山に登ってみようと思うんだけど地図の南北を反対にしてみたら山頂からの景色はどんな風に見えるんだろうね?とか、
初回に配布された資料の中に長田区で今でも地蔵盆という行事が盛んだと書いてあったけど合計213地蔵の祠ってどこにあるんだろうね?とか、今まで長田区の南北の交流はあまりなかったらしいけど、海のものを山に住む人に持って行ってあげたり、逆に山のものを海に住む人に持って行ってあげたり出来たら(リュックサックマーケット)、なんだか楽しそうでない?とか、KOBE_MEMEに直接関係ないけどこんな行事があるみたいだから行ってみるね!といった感じで、MEMEとなる情報を掻き集めながら、それぞれのメンバーが積極的に街と関わって「関係人口」を増やしているというのが現況です。
直近では、MEME(長田の)おばちゃん×PLAN(長田の南北の)縦ライン、というのが長田Aチームの取り組みで、とりあえずみんなで高取山に登って地図の南北を逆さまに見ながら景色を眺めて、月見茶屋で餃子を食べてビールを飲みながら具体的なプランを考えてみようか、というのが現況です。
茶屋ごとにあるという高取山の登山会のことなどを聞き取りをしながらではありますが。
長田にはまだまだ知らない歴史や伝承、街の文化や人の息づかい、行ったことのない路地裏や集落などがたくさんあり過ぎて時間の無さから手に負えない感じもあり、逆に自分たちの知らない取り組みがすでにあるかも知れません。
ちょうど今(12月1日現在)、神戸新聞では1か月以上に渡って長田の特集記事が連載され、また、町のことをよく知る和田幹司さんが4冊目の著書となる、長田まち歩きの本を出版されようとしているところでもあります。
そんな期間を通じて、長田Aチームのメンバーからもっと「何をやってみたいの?」という答えを引きずり出して、MEME×PLANの中からこれは面白そうだな!と感じてもらえるプレゼンテーションが出来るように提案するつもりですので、乞うご期待ください。
掲載日 : 2018.12.10