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シタマチコウベ

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長田B チーム |活動レポート

2019.01.07

9月23日に実施したKOBE MEME初回レクチャー以降、参加者らは地域ごとに4つのチームに分かれてプランを構想しています。(「長田A」、「長田B」、「兵庫A」、「兵庫B」)
メンバーによる活動レポート第3弾は長田Bチーム田原貴代美さんのレポートです。

長田Bチーム|活動レポート

レポート:田原貴代美

〈 9月 KOBE MEME初回レクチャー 〉

9月23日、新長田のコワーキングスペース「ヨンバンカンニカイ」にてKOBE MEMEの初回レクチャーが開催され、カードを用いたワークショップを行いました。地域らしさ(MEME)が書かれたミームカードとプロジェクトの形が書かれたプランカード17枚をもとに、地域らしさからどのようなプランができるかをディスカッションしました。
私たち長田Bででたプランは、
【角打ち×介護サービス】
介護サービスを受けるようになってもまだまだできることがある、体が不自由になっても人の役に立ちたい、そう思い過ごしている方にリハビリ兼ねてお店番をしてもらう。
【おっちゃん×ニュー回覧板】
長田のコアなおっちゃん達を新しい媒体で紹介して行く。仕事の斡旋なんかもできたらいいな。
【お地蔵様×外飲み会】
大人の地蔵盆(長田は地蔵盆が盛ん)、お菓子の代わりにビールとおつまみ。
【外国人×ゲームセンター】
長田には韓国、中国、ベトナム、沖縄など多様な人たちが集まっているので、国対抗ゲーム大会を開催。コミュニティ同士で交流が持てるきっかけになるのでは?
【移民×シェアキッチン】
お互いの国の料理を知り、それぞれ仲良くなってもらう。
【おばちゃん×街コン】
長田はおばちゃんが元気で世話好きな人が多い!なのに役割を終えたことになっている…
そんなおばちゃんを、おばちゃんメニュー表を作成し、地域の困り事や外国人移住者にマッチングさせる。
この中から、長田らしさで一番インパクトに残ったおばちゃん!にスポットを当てる【おばちゃん×街コン】に絞ることにしました。

 

〈 10月 おばちゃんと言えば商店街!とりあえず商店街を歩いてみよう!! 〉

各自で本町筋商店街を歩き地域のこと、地域に望むことなどを伺いました。
本町筋商店街は、昔は映画館が5つもあり娯楽も充実し、近郊の人たちも買い物に訪れるほど人気があった。
海側には工場があり、仕事帰りの人が飲んで帰る店もたくさんあった。
また、商店街の近くでは小さな町工場がたくさんあり多くの女性も働いていた。女性が自分で稼いだお金でちょっとお茶をしたり、買い物をしたりと、早くから女性が自立し支えてきた街だというお話も聞けました。
地域で楽しみにしていることと言えば、やっぱり地蔵盆が代表するように祭りごとだそう。たくさんの人がワイワイと集まるのが楽しいし、昔から受け継いでいることだから大切にしているとのこと。確かに今でも地蔵盆は盛大に行われています。
今は人通りも少なくなってしまったけど、若い人たちに子育てをしてもらい少しでも活気付いて欲しいと仰っていました。
みなさん、以前ほど活気がない商店街をどうにかしたいと思っていることが分かりました。

〈 11月 早くも方向性決定!か!? 〉

地域が抱える課題として、10月の商店街の聞き取りにより、かつてはものすごく栄えていた商店街が衰退し、店の後継者もいないからせめて自分の代まではと頑張っている年配の女性店主が多いことが見えてきました。
商店街が活性化すれば後継者問題も解決するのではないかということから、商店街の宣伝の仕方について何か働きかけが出来ないかと考えました。
また、長田という地域を調べていくと外国人が多く住む町だということも見えてきました。
外国人比率が約7%であるにも関わらず商店街で外国人を見かけることがない!なら商店街に来てもらったら面白いことが起こるかもしれない…
そこで当初のプラン【おばちゃん×街コン】から、【おばちゃん×外国人×ユーチューバー】に方向転換することにしました。
外国人レポーターと商店街のおばちゃんペアによる、お店や商品の紹介動画を制作する。
カタコトの外国人レポ、喋りたいけどぐっと我慢するおばちゃんというシュールな面白さを追求しユーチューブにアップしようということになりました。
興味を持ってもらえればお店を訪ねてもらえたり、広告収入を商店街に還元したり、製作の過程で、これまでなかった商店街の方々と外国人の方の接点ができたりといった効果を生むと考えられます。将来的には子供や学生、高齢者のコミュニティの接点への広がりも期待できるのではないかと思っています。

ちょうど今、長田区が募集している、『ええやん、ながた』という30秒〜90秒で長田を紹介する動画コンテストがあることが分かり、私たちのコンセプトに合っていることから応募することとなりました。
また、今後このプロジェクトを一過性で終わらせないためにどうしたらいいかというところから、地元の学生を巻き込んでみたら面白いんじゃないかと、コンタクトを取っているところです。

〈 12月 ここにきて軌道修正…!! 〉

商店街とタッグを組むには時間が足りないのではないか⁉︎ということから、プランを少し見直すことにしました。
詳しくはまだこれからですが長田の町・人に楽しんでもらえる企画を作り上げたいと思っています。

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