地域×クリエイティブ KOBEMEME

12/22 KOBE MEME 第2回メンターワーク

2019年1月12日


レポート:カワブチメイコ

前回のワークショップから早一ヶ月。2018年12月22日【KOBE MEME 第2回メンターワーク】が開催されました。
この日は2019年3月3日に行われる最終プレゼンテーションを想定し、タイムを測りながら行いました。難なく発表をこなすグループの代表の皆さんでしたが、後からお話を伺うと「緊張した!」「時間配分が難しい」という声が上がりました。事業の中身はもちろんのこと、その魅力を最大限に伝えるためにプレゼンテーションの練習も必要なのだなぁと考えさせられます。

各チームの特色あるプランに対してメンターのみなさんは
「下町らしいけれど、長田区・兵庫区らしさってどこにあるの?」
「地元の図書館で郷土資料を探るとよい」
など多くのアドバイスをおひとりずつ各チームに伝えてゆきます。

筆者自身がなるほどと思ったのは「行政の区割りで考えすぎではないか」という意見でした。長田区・兵庫区は文化圏としての繋がりが強く切り離せない関係性だということです。そのためワークショップ後には両チームでの意見交換が行われる場面もありました。

また地元の方々が何を望んでいるかについて考える際、あえて「どのような人の介入を拒んでいるのか」「住んでいるまちの何が不満なのか」というネガティブな側面から考えていくことも有効です。

もちろん自分たちの興味がなければ何も始まりません。スタート時にはよそ者だった参加者のみなさんは今ではまちの課題を”自分ごと”として捉え事業を考えています。地域に脈々と受け継がれてきたものを掬い、現代的な視点を掛け合わせること、これこそがMEMEプロジェクトの醍醐味なのではないでしょうか。

 

この日は全グループのプレゼンテーション+講評のあと、プロデューサーとメンターのみなさんが事業を進める上で大切にしていることを伺いました。今回はそれら読者の皆さんにお伝えしていきます!

岩本順平さん(KOBE MEMEプロデューサー) 『諦めずに対話すること 難しい場合は、プランを変えてでも止めないこと』
プランを組み立てる過程でつまずいてしまうことは誰にでもあります。それでも地元の人や同業者との対話の中にヒントは転がっているものです。この先の実践の場においてもプランを変えることを恐れずに!というアドバイスもありました。

合田昌宏さん(メンター)『我が家の日常を豊かに』
「はじめは合田家のためだった」と合田さんは切り出しました。PTA会長やお店の引き継ぎなどまちの役を引き受けることで次第に人々の輪が広がり、今では合田さん自身が地元の人を繋ぐ架け橋となっています。積極的に異業種との交流を図る点もポイントです。場所や資金だけではなく家族というストーリーの共有も事業の魅力となるのだと思いました。

首藤義敬さん(メンター)『違和感が三つ以上重なるとどーでもよくなる』
最初に聞いたときは声を上げて笑ってしまいました(笑) でも、確かにそうなんです。集団で物事を一緒に進めなければいけないとき、その中で3人以上がちんぷんかんぷんなことを言っている人がいたらどうなるでしょうか。全てを理解することに全力を注ぐより折り合いをつけていこうという気持ちになりませんか?「どうでもよくなる」とは投げやりな意味ではなく、互いの最大公約数を見つけるために必要な作業なのかもしれません。

永井友里さん(メンター)『三方よし』
こちらは永井さんが働く株式会社フェリシモの理念でもあります。自分たち×お客さん×地域の人、みんなが幸せになれるように、事業を進める主体のみならず共同事業者とお客さんにも喜んでもらえるようなことをしなければいけません。誰に何を還元していくのか、ターゲットの重要さについて改めて気がつくことができました。

山下香さん(メンター)『取り巻きをどう作るか』
おかんアートといえば山下さん!”おかん”への愛や情熱をもって協力してくれる人、やりたいからやる人をつくっていくことが鍵だとお話しいただきました。(*去年のおかんアート展には筆者も伺いましたが、おかんのみなさんや、おかんアートが好き!というスタッフのみなさん気持ちが会場内に溢れていてとても幸せな気持ちになりました。そこで購入したお財布と名刺入れは今でも大切に使っております♡)

小嶋新さん(メンター)『はじめの仮説的アイディアをいかに素早く、大胆に軌道修正できるか』
当初描いていたイメージと現実のニーズのズレが見えたときそれを認め方向性を見直すことができるのか。事業を考える中で乗り越えるべき試練だと思います。この日の最後に行われたチームごとの話し合いにおいても”大胆に”進めることがキーワードとなっていました。

以上のようにメンターや地元関係者のアドバイスを受けながら、参加者のみなさんは3月の最終プレゼンテーションとその先へ向けて奮闘しております。画一化された理論を当てはめるのではない、地域と積極的に関わっていくからこそ作られる新たな事業をぜひご覧ください!

★各チームのレポート★
長田A(https://shitamachikobe.jp/kobememe_blog/nagata_a/
長田B(https://shitamachikobe.jp/kobememe_blog/nagata_b/
兵庫A(https://shitamachikobe.jp/kobememe_blog/hyogoa/
(兵庫Bチームは近日公開予定です。どうぞお楽しみに!)

次回のグループワークでは地元の方も交えて意見交換を行います。ぜひお越しください!
■ KOBE MEME 第3回グループワーク概要
日時:1月19日(土)14:00-17:00
場所:ヨンバンカンニカイ(長田区久保町6-1-1アスタくにづか4番館2階コワーキングスペース)

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主催

新長田アートコモンズ実行委員会、DANCEBOX

企画協力

千十一編集室

助成

平成30年度文化庁劇場音楽堂等活性化事業(db)、兵庫県県政150年記念事業、
神戸市「協働と参画」推進助成、大阪コミュニティ財団